Transcript cr; show: ... というイディオム

sumim 『cr に限って言えば、print() に対する println() の様なものを用意すれば解決します。でも、それよりも改行位置に対する考え方をおおらかにして、Transcript cr; show: … のようなイディオムを用いるほうが、実際、space や tab といったメッセージ送信にも応用が利きますし、きっと、好まれたのでしょう。』

という話、コストの問題から毎回フラッシュするわけにはいかないという前提条件のもと、「Characterの出力は、そのままではフラッシュされない」という常識を導入すれば、「わざわざcrだけ特別扱いしたメッセージを増やすこともない」という判断だったということなんでしょうかね。
で、このTranscript cr; show: ... というイディオム。最初に改行するってところが、プログラミングの常識とは逆の書き方なんだけど、実際に紙のノートにペンで何かを書く動作と比較すると、むしろ常識に近い気がしてきた。つまり、今までプログラミングの常識と思ってた「文字列+改行」という出力が、ノート+ペン環境の常識とは逆。
どういうことかと言うと、前の文字列に続けて書くか、次の行から書くかを決めるのは、前の文字列を書き終えたときじゃなくって、新しい文字列を書こうとするときってこと。そう思えたら、Transcript cr; show: ... というイディオムが自然に見えた。